どうも。かわざです。
CBDオイルを服用して早一年以上。
私の生活の中に存在して普通のものとなりました。
CBDオイルはヘンプ、つまり麻から作られます。
そしてその際に用いられるのは”超臨界二酸化炭素”というもの。
普段聞きなれなくて、大丈夫なのかな?という方もいるかと思います。
実は私は学生の時に超臨界二酸化炭素を使って実験をしていました。
ということで超臨界二酸化炭素の特徴と、その安全性について書きたいと思います。
超臨界二酸化炭素というのは読んで字の如く
そもそも超臨界二酸化炭素とは何か?
これは単純に”超臨界状態”にある二酸化炭素です。
分解してみていきましょう。
二酸化炭素は安定で安全な物質
二酸化炭素はご存知ですね?
常温で気体で、有機物が燃焼した際に発生します。
皆様が呼吸する際に、吐く息に含まれる物資として有名です。
人の口から発生するものですので、危険性を感じる人は少ないと思います。
事実、非常に安定した物質で、通常その安全性、毒性が問題になることはありません。
超臨界状態は、温度と圧力の関係により生まれる
臨界点寸前です!
みたいなセリフがSFアニメや映画で出てきそうですが、
これの意味はどういうものでしょうか?
これは相転移が発生する点直前だということです。
相転移というのは
例えば固体が液体、液体が気体、固体が気体になる、もしくはそれらの逆のことです。
物質によってその値は違うのですが、
それぞれある一定の温度と圧力を超えた状態が超臨界状態です。
二酸化炭素の場合は温度304.1K(約31℃)、圧力7.38Mpaです。
この状態にある二酸化炭素を超臨界二酸化炭素と言います。
そしてその際、物質をよく溶かす溶媒としての働きをします。
なぜ超臨界二酸化炭素はCBDオイル抽出に使われるのか
溶媒が物を溶かす際にに良く言われるのが、
似たものは似たものを良く溶かす。
という言葉です。
水性インクは水で落ちますが、油性インクは水では簡単に落ちません。
しかし洗剤や似た性質のものを用いると落とす(溶かす)ことができます。
しかし、このように物を溶かす”溶媒”が安全かどうかということが
現在ではかなり重要視されています。
例えば体に良いとされている栄養素を、ある有機溶媒で溶かしたとします。
しかしその有機溶媒に毒性があったら意味がありません。
なので、
うまく分離する、もしくは毒性のないものを使うことが重要です。
超臨界二酸化炭素はこの二点共に優れています。
安全性と分離のしやすさ
超臨界二酸化炭素は字面は非常にいかついですが、
安全性に全く問題がないとされています。
イメージは圧力鍋の中の二酸化炭素。結局は二酸化炭素なのです。
ケミカルフリーが叫ばれる中、これほど安全な物質は貴重です。
また物質との分離も超臨界状態から気体に戻してあげれば二酸化炭素は分離することができるので、扱いのしやすさ注目のポイントです。
低温度
二酸化炭素の臨界温度は約31度。
これは人間の体温より低いです。
良く料理番組でありますが、野菜に含まれるビタミンなど栄養素は高温により壊れます。
その点、二酸化炭素は低温状態であるため目的の物質を壊すことなく抽出することができます。
*お茶やコーヒーも、高温の水(溶媒で)で溶かしているのです。
拡散性と溶解性
超臨界状態の物質は気体と液体の中間(=臨界)のような状態です。
なので、二つの種類の相のおいしいとこどりをしている物質なのです。
つまり、
気体のように拡散しやすく、液体のように物質を溶かしやすい。
拡散しやすければ様々な物質と触れる頻度が高くなります。
これもまた超臨界物質の長所と言えます。
実用例
以上のように毒性が少ないことから、食品分野等の活用があります。
毒性がないので体に触れたり、摂取したりするものと相性がいいです。
例として
- コーヒー、紅茶の脱カフェイン
- 香料の抽出
- 機能性成分の抽出(CBDオイルとか!)
CBDオイルは超臨界二酸化炭素のおかげで安心して服用できる
ということCBDオイル自体の効果とは関係がありませんでしたが、
超臨界二酸化炭素のおかげで有機溶媒への懸念なく安心して服用することができます。
CBDオイルはまだまだ比較的新しい健康食品ですが、
興味のある方は試しに買ってみてください。
過去記事はこちら
【全く別物!】楽天やヘンプナビでCBDオイル買うならエンドカかヘンプタッチのどっち?
【初めての方向け!】今話題のストレス対策のCBDオイルの選び方と飲み方
ありがとうございました!
かわざ
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