【マンガ 夜明けの図書館】 作者の講演を聞いて改めて考えた図書館の役割

書評

どうも、かわざです。
先日、海老名図書館で行われた、マンガ「夜明けの図書館」の作者
埜納タオ先生の講演会に参加してきました。


私は図書館をよく使うのですが、
司書さんがどういう風に地域の人たちの助けになっているのか分かるマンガです。
インターネットで分かる情報は非常に多いですが、それでも人と本、そして人と人を繋げる
”リファレンスサービス”は知りたい気持ちの助けになります。

今回はその場で最新刊も購入し、サインもいただきました!

作者・作品のあらすじについて

作者の名前の読み方は?

作者は埜納タオ先生です。名字の読み方は”ののう”です
広島生まれ、兵庫県在住だそうです。
過去の作品としては”JOUR すてきな主婦たち”があります。私は未読です。

今回、夜明けの図書館第6巻が発売になりました〜!(2019年08月17日)

*実際にお会いすると、メガネの似合う素敵な方でした〜。

マンガ 夜明けの図書館のあらすじ

図書館のレファレンスサービスという仕事のマンガです。
あらゆる人があらゆる理由で”知りたい”を満たしに図書館へ訪れます。
その手助けをするのが司書さんの行うレファレンスサービスです。

マンガでは主人公の新米司書 葵ひなこがおっせかい?をやきながら利用者のために文献や資料(思い出)探しに奮闘します。


自分は図書館で本を探すとき、割と検索機で探してしまいますが、
このマンガを読むと、司書さんに聞いてみたくなります笑

講演会での内容

埜納タオ先生にはマスコットキャラえび〜にゃについてふれていただきました。
頭はエビ、体はいちご、手にはサツキの姿をみて、
魅力の多い町なんだな〜という、遠回しなツッコミ?に講演会始まりました笑

夜明けの図書館を書くきっかけ

きっかけは編集担当の方が図書館を舞台にした漫画がないので~というお話だったそうです。
その方が東京都立のレファレンスサービスを利用した際に、
ちょっと突っ込んだ内容、戦時中の落語について調べてもらったんだそうです。


消失した寄席の場所を地図の巻末、電話帳、ガイドブックを駆使して、色々調べてくれただそう。
その当時のレファレンスの方が漫画のきっかけと知ったら嬉しいでしょうね。

印象に残っている話について

第1話では80年前の郵便局舎の写真探しでしたが、そこから話が進み、広がっています。
埜納タオ先生が印象に残っているお話について、紹介してくれました。

第16話:すべての人にすべての本を でディスレクシアの子を助ける

16話すべての人にすべての本を 
ハンディキャップサービスをテーマにディスレクシアの子供が登場します。

ディスレクシアとは脳機能が未発達により字を読むのに時間がかかる、間違えるという症状なのだそうです。すっと字が読めずmすぐに疲れてしまい、理解が難しいのだそう。
マンガでは、海に飲み込まれてしまう感覚になると表現されています。


主人公葵ひなこは模索し、少年は国語の教科書は縦読みが苦手。
横書き・ゴシックが読みやすいという特徴があることに気づき、
PCなどで読む、マルチメディアページ(大きさ、ハイライト、がつけられる)一緒に読めるようになり、一つの解決策を示します。

また埜納タオ先生にしかかけない、”ごんぎつね”による表現も心温まります。

第19話,第20話:みんなのダイバーシティ 前編 後編

多文化サービスをテーマにしたお話:みんなのダイバーシティ。
ヒューマンライブラリーを題材。
図書館にはたくさんの人が訪れます。
その中には社会的にマイノリティであったり、障害のある方もいます。

ヒューマンライブラリーという、人を本のようにして対話する試みで
アイデンティティに悩む、ハイチにルーツを持つ高校生、成田准の心のバリアを解けるのか?というお話です。

埜納タオ先生はこれ書いた時に手応えを感じたそうです。
個人的な悩みだけでなく、社会のみんなへと広がっていったことに、
図書館、レファレンスサービスの意義が描けたのかもしれません。

新しい取り組みを続ける図書館!これからも頑張って欲しい!

今回のイベントもそうでしたが、図書館にはどんどん新しい取り組みをして欲しいです!
埜納タオ先生が印象に残っているとあげた二つのお話では
社会的マイノリティの人達の手助け、普通だったら話すことがない人とのコミュニケーション
が紹介されていました。


こういうことは公共性、そして多くの利用者が日々集う図書館にだからこそできる役割です。
最初は周知が難しかったり、利用者恥ずかしかったりなど心理的ハードルがあるかもしれません。
でも絶対に必要としてくれる人が存在していると思います。


最後、夜明けの図書館 最新刊の6巻を購入、埜納タオ先生にサインいただきました!
図書館で起きている前向き変化を知るのにも、本書が一埜納タオ先生役買ってますね!
これからも楽しみです!
かわざ

夜明けの図書館第6感
漫画家埜納タオ先生サイン!

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